まず、腐敗政治についてどのような対策がとられてきたのか見てみると、キーワードは「民営化」であるようだ。
国営企業の民営化を通して、不透明な企業経営を透明化するとともに、健全な市場競争を促して企業の力を高める。
財政改革の効果もある。
また同時に、通貨危機は民主主義のいっそうの浸透にも寄与したようだ。
インドネシアのスハルト大統領の辞任と大統領の直接選挙体制への移行、韓国での与野党の政権交代。(余談だが、参院選が近い。今回は自民党政治の積もり積もった腐敗が明るみに出た。小沢代表が議員生命をかけていることからも伺えるように、今回の選挙は与野党勢力図が反転する、少なくともその契機になりうるまたとない選挙。でも選挙には行かないw)自由な企業活動を重視するタクシン首相の登場。(現在は国を追われて亡命中だが、未だ国内にはタクシン派が多数存在する、らしい)
これらを通して、腐敗の除去、企業体質の改善を図ってきた。
ただ、企業民営化については、必ずしもスムーズではない。民営化の遅延、移行手続きの不明瞭さ、政府関係者との癒着疑惑など、数々の問題がある。
しかしまぁ、このあたりについてはある程度はしょうがないと思う。
大切なのは、財務体質、企業体質の改善に向かう姿勢であり、その問題について注目が集められることである。
多少問題があっても、見つめる方向に向かおうとするベクトルがあり、不正を糾弾する衆目があれば、漸進的に改善が進められると考えられる。
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