アジアということで、ASEANを以ってこれに充てることにします。
では、これまでの流れ通り
Ⅰ 現在の発展段階
Ⅱ これからの発展可能性
Ⅲ 発展の及ぼす影響
について考えて見ましょう。
まず、現在の発展段階を示す指標として、一人当たりGDPを計算しますと、1467ドル(概算:8600億ドル/5億8千万人)となります。
これは、中国よりも少し低いくらいですね。
しかしASEANにも高所得国と低所得国があることは自明であり、所得の地域格差は相当に大きいものがあります。
例えば、シンガポールなどは一人当たりGDPが約2万7千ドルです。
(彼らは人口で見ると435万人とごくごく一部であり、約2億4千万と最大の人口を擁するインドネシアでは、当該項目は1263ドルと全域平均を割り込んでおり、このあたりの関係で全域で見た場合には途上国的な数値になります。)
シンガポールは金融が発達していますので別格と捉えるとしても、その他地域で比較した場合でもマレーシア(人口約2600万)が5159ドル、タイ(同約6500万)が2750ドルなど、全域値と大きく乖離しており、域内の所得格差は大きいことがうかがえます。
さて、では次に進んで今後の発展可能性ですが、これも中印同様発展性は高いと思われます。
その理由としては、
金融市場のグローバル化
近隣との結びつき強化によるシナジー
を挙げておきます。
金融市場がグローバル化すると、当然ながら企業の資金調達が容易かつ効率的になり、大いに発展が加速されるでしょう。
ただ、今はサブプライムローンによって資金が逃避している状況で、こういったことは外資による発展加速には常に付きまとうリスクです。
過去の金融危機もこのリスクが顕在化したものであります。
しかしながら、長期的に見た場合にASEANの財・サービス供給能力はこうしたマイナス要因を補ってなお魅力的になりうるもの、そしてそれによって金融市場も安定するものと確信しています。
その理由こそ、2つ目に挙げた近隣との連結強化であります。
すでに中国の項であげたように、ACFTA(ASEAN中国自由貿易協定)により中国との貿易・流通面での強化が進んでいます。
また近年の東南アジア一帯のさらなる一体化により、ASEANがより安定性を増していることは、同地域の安定性を担保し、国際的な信用を向上させるものであると考えます。
このほかの理由としては、東南アジア諸国が過去の通貨危機の反省から外貨準備を積み増したり、さらに進んでチェンマイイニシアチブのように複数国間で外貨を融通するシステムを構築していること、また官営事業の民営化などにより政治体制の是正が図られていることなど、市場のリスクに対する備えが強化されていることが挙げられます。
よって、結論は先にも書きましたように、ASEANの明日に光あり、となります。
さて、最後に発展の及ぼす影響を考察してこのだだ長い文章を〆ようと思います。
まず経済的に安定すれば、人口爆発の収束(国連予測では2030年時点で7億7千万人:現在5億8千万人)が予想されます。
また、ASEANを含んだアジア全体が経済発展し、なおかつ一体化が促進されれば(極論すればアジア版EU)、米欧に比肩する経済力・発言力を有する一大勢力が形成される可能性もあります。(もっとも実現可能性はけして高くはないですが)
また、ASEANは日本製造業とも深くつながっており、この影響から技術移転などにより環境負荷の少ない発展が可能であるため、中国のような深刻な環境問題も発生しにくいのではないかと考えます。
さて、駄々長かったですが、以上でとりあえずの結論としたいと思います。
これって何文字相当なんだろ…
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