さて、不定期更新その2です。
前回書いたように、
Ⅰ 現在の発展段階
Ⅱ これからの発展可能性
Ⅲ 発展の及ぼす影響
の三点について、今日は中国のみ言及してみようかと思います。
まず、現在の発展段階。
ここ(2005年現在:数字の出所http://www.stat.go.jp/data/sekai/pdf/ap.pdf)まで中国は年平均10%以上(実質ベース)の経済成長を3年続けています。
さらにリスクに関しても、外貨準備高を着実に増加させ(8200億ドル、00年度の5倍)、また短期的な外国資金流出入に対して規制をとるなどして、安定度を高めています。
では実際のところ、05年度現在の中国の実力はどうなのか。
一人当たりGDPは1700ドル。
日本(凡そ3万6千ドル)と比較して0.047倍。
下位途上国のインド(725ドル)と比較して約2.4倍ではありますが、ブラジル(4271ドル)と比較すると0.4倍。
勢いはすごいですが、まだまだ発展途上国です。
また、都市部と農村部の経済格差は平均で約三倍にのぼるなど、いまだ格差問題が残ります。
さて、現状としては、中国は「勢いのある途上国」であるという位置づけとなりました。
ここで次のトピックに進んで、この国のこれからの発展可能性について検討するわけですが、結論から言うとまだのびます。
その背景には
1 豊富な天然資源
2 豊富な人的資源
3 東南アジア各国に陸続きであるという地理的な優位性
があると考えます。
北京五輪や上海万博という見方も出来るでしょうが、あえてここでは視点を大きく持ちます。
天然資源は自国で使用するほかにも有力な輸出品目となり得ます。
日本とは、日本海底のメタンハイドレートをめぐってひと悶着ですが、これも天然資源の1例であるでしょう。
とりわけ食料など1次産品は、これから中国・インド両国の合わせて20億の民衆が経済発展するなかでその価値を高めることは間違いないです。
さて、人的資源に関しては、安価な労働力ということですでに各国の企業が中国に対して直接投資の形で乗り込んでいますが、未だに中国の地域間経済格差が激しいことを考えると、まだまだ労働力供給の余力はありそうです。
そして最後、東南アジア各国に陸続きであること。
東南アジアには、NIEsやASEANなど有力な途上国があり、こことの交流が活発化すればシナジーが生まれることは想像に難くないでしょう。
実際昨今は中国とASEANの間でFTAが設けられ、アジア地域の経済的な連結が強まっています。(残念ながら日本は出遅れておりますが)
さて最後に、発展の及ぼす影響ですが、これには良いものと悪いものがあります。
良いものとしては、まず中国の発展は世界的なパイを増大させるものであるということ。
確か先進諸国では労働力が代替されるなどして賃金が下がる、大人数の経済発展によって資源価格が高まるなどの不利はあるかと思いますが、世界全体としてみれば、生活レベルは向上するでしょう。
悪いものとしては、環境汚染。
まだまだ中国企業の環境意識が高いとは言えず、経済発展が先んじるところがあります。
また、都市部と農村部の更なる格差拡大(各種インフラなど公的な設備格差も踏まえて)も考えられます。
また、北朝鮮問題の陰に隠れていますが、近年中国は軍事力を急激に拡大しており、そのような国が経済面で発展してくることは、国際的な安全保障の面から懸念されます。
さて、なんだか適当なことを書きなぐってしまった感じで、突っ込みどころは多そうですが、本日はこの辺にしようかと思います。
最後に一言。
おとーちゃん、怠慢な友人に代わってコメントしてください。
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