2007年11月7日水曜日

なぜ宝くじは売れるのか?

A.「夢を買うから」
などという答えが欲しい訳ではありません。

経済学的に考えると,宝くじは論理的に破綻している商品です。
総売上に対する総当選払戻金額の割合は5割程度。
パチスロや競馬と違って、自分の技量で確率を変動させることもできません。
経済学的に合理的な人間をホモ・エコノミカスと言いますが,彼ならきっと買わないでしょう。
だって期待利得(Σ(ai)f(xi):ai=i等の当選金額、xi=i等に当選する確率)は支払額を上回ることはないのですから。

しかし現実には、
「200円でもしかしたら大金があたるかもしれない」
と考える人が多い訳で。

これはある意味、確かにそうかもしれませんね。
試行回数(くじの本数)が少ないと,大数法則が効きにくく、計算上のリターンと実際のリターンにずれが生じることはままあります。

ですがまぁ、基本的に合理的ではないことはなんとなぁくわかりますよね。
さらに世の中には、「宝くじマニア」という人種も存在し,多額の資金をつぎ込んでいます。
いっぱい買えば買うほど、計算上の値に実際の値が近づくにも関わらず,です。

このように、人間の行動は合理的というより感覚的であることがままあり、これは完全に合理的な人間を前提とした従来の経済学では説明が難しいです。
そうした感覚的側面に注目している経済学に「行動経済学」という分野があります。(むかし父に文庫本を渡された記憶があります。読んだ記憶はありませんが。)

ということで、ちょっと本を読んでみようかと思います。
卒論に行き詰まったので。
それがこのような問題提起をした本当の理由だったりしたりしなかったり。

でもどうなんでしょうねぇ、単純に行動経済学>従来の(ホモ・エコノミカスを前提とした)経済学とはいえないと思いますけど。
多分、(合理的に行動する)企業レベルでは従来の理詰めの方針のが当てはまりがいいと思います。
特に金融とかは。
そういう意味では,これは個人向け、リテール向けの経済学であるように思います。
まぁ、従来の経済学の上に立つというより並立的に捉えるべきで、場合に応じて使い分けるのがいいのでは、と。

さて、続きは本を読んでからにしましょうか。

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